福岡市警固:秀ちゃん 博多洗練系BUTこってり系の雄。

shin_papa402006-12-11

酒を飲んだ後に小腹が空く。
これがデブへの第一歩。

そが分かっているのに、時折強烈な欲求に足が向いてしまうことがある。
あるよね。

この夜はそういう晩だった。
自然と足は麺の集積競合地帯である警固交差点の方へ向く。
醤油の鈴木商店、北海道系の雄であるむつみ屋、博多ラーメンの王道を進む屋台の2店、そして独自の九州ラーメンを追求する秀ちゃん。
この日は秀ちゃんがボクを呼んでいた。

見ればいつもは行列しているのに、この晩はそれがない。
天の啓示だと思った。


ふらふらとドアを開けて勧められた席に座る。
「九六拉麺」(くろらーめん、と呼ぶ)をオーダー。
要はスタンダードのラーメンに、熊本風の麻油を入れて、ゆで卵を加えるなど少々豪華になっているらしい。値段も800円だ。よか値段である。

そう時間も掛からずに出てきた。
ほうほう、これが熊本風の智恵を加えた博多らーめんかい?と。


まずはズルリと麺をば。
ものすごい細麺。
博多風やね。
スープは当然豚骨。
そこに黒く焦がされたニンニクがベースとなる麻油がどろり。
香りはそこそこ。
麻油は、色のインパクトほどのクセがない。
逆にそれもいかがなものかと。


だが、麺は細麺。
その繊細さ、ソフィスティケートっていうんですかね、そういう雰囲気にはこれ程度のクセのほうがよろしいかも。
チャーシューは、柔らかくて素敵。

ついつい勢いあまって麺の替え玉を頼んでしまった。
150円。

またしてもずるずると。

ああ、美味かった。
これから年末。
また大仰な行列ができるんだろうな。