子供の頃は美味しさがわからないものがある。 ここの五目湯麺も、そう。 昔は袋茸なども入っていた気がする。 くわいも入っていた気がする。 五目湯麺。五目汁そばとも。 だが、今もなおかつその存在を主張するレバー。 もちろん肉も、いい。 シンプルで上質…
長いことこのブログをお休みにしていた。 その間、麺と縁のない暮らしをしていたかというと全くそういうことはなく。 むしろ長崎から熊本に単身赴任先が変わり、長崎のとき以上に熊本の麺と福岡の麺と各地の麺と出会い、もの思うことが多くなった。 一昨年、…
長崎県長崎市大黒 ターミナルビルの中2階にあるお店。 ほかにも定食類があって、安い。 まあ、騙されたと思って食べてみてください。長崎市内のチャンポン屋さんの水準を知ることが出来ます。ところで、これは街麺といえばそうなんだけど、旅の途中に寄る所…
この店の席に座るのは30年ぶりくらいだ。 初めて来たのはまだ学生だったころ。 父母と一緒に、兄一家が住む長崎に旅行で来たとき。 多分それは熊本へ帰るバスを待っていたときのことだろう。 バスセンターの食堂でチャンポンを食べた。そのときの旅行では…
福岡県福岡市中央区六本松4-11-26(ビル通路の奥) ラーメン亭・福岡魂 夜は居酒屋風にもなるのかな。 なお、メニューを見るといくつか消えて行ったメニューがある。まだ試行錯誤なのかも知れない。全体的に少しずつ旨くなって行って欲しいと思う。値段もい…
町麺は、いつもしずかにそこにあって欲しい。 町の風景にとけ込みながらもしっかりとその腕で味を守っていていただきたい。 そういう雰囲気は数回前の「ラーメン大連」のときにNHKのドラマで登場したラーメン屋さんのありようを説明する中で述べたところ。 …
京都市下京区高倉通り塩小路下ル東塩小路向畑町。第一旭高橋(たかばし)店(本店) 行くたびに特製ラーメン(肉の量が多いらしい)が気になるが、結局毎回フツーのラーメンをお願いして、食べながら「この肉の量で十分だ」と思う。
いつも遅すぎるのである。 京都へ行ってしごとを終えて、さて、メシだ!という時間が、である。 一度くらい暮れなずむ京の町並みを見晴るかす鴨川のほとりで、 「ようこそ、おこしやす」 などと和服の妙齢の女性に旨い清酒などをお酌してもらいながら、先付…
熊本県熊本市妙体寺町 松葉軒 この店のショルダーフレーズが「元祖熊本ラーメン」。この表示には賛否両論ある。食べる僕らにとっては「元祖」かどうかはあまり関係ない。美味しいかどうか面白いかどうかが問題で、「元祖」は消費される記号にしか過ぎない。…
この店ほど、行った人たちの間で評価が分かれるところはない。 あるブロガーは言う。 「こんなに濃厚なスープはない」 また他のあるブロガーは、 「あっさりとしたスープが…」 元長(がんなが・博多の元祖長浜)のスープが時間によって濃淡があるのは良く知…
福岡県福岡市城南区友丘2−4−31 ラーメン大連 油山観光通沿い、その裏道辺りには地元から愛されて長く続いている町麺が数店ある。あるいみ生活文化が根付く町ともいえそうだ。ここはそのうちの一つ。 とんねるずの番組で取り上げられたのは定食のようだっ…
小学生か中学生の頃の話だが。 NHKのドラマで、お昼の時間帯にやっている銀河テレビ小説というのがあった。お昼の看板ドラマは朝やっている連続テレビ小説(「ちりとてちん」とかで有名な枠)の再放送で、そのあとに地味にやっていたドラマだった。制作費の…
長崎県島原市片町567−1 ラーメンセンター島原駅前店 雲仙普賢岳の大火砕流から今年は20年。その災害で不通となり、一時は存続が危ぶまれたが見事復活して地元の足となっている島原鉄道の駅近くにある。島原駅前店とあるが、「ラーメンセンター」という…
センターという言葉が輝いていた時代があった。 テレビの野球中継でも、センターの選手は意外と人気があった。 熊本育ちの僕が最初にセンターの輝きを見たのはテレビの中ではなくて、新しい総合的なバスターミナルである熊本交通センター(地上5階)が建ち…
熊本県熊本市健軍3−43−15 めんきち 健軍の市電終点から健軍自衛隊方面へ歩いて5分程度。表通りからリブの道に曲がったところにある。駐車場はその裏(多分)。ご夫婦でやっているお店だ。表通り側には札幌ラーメンの店もあり、どうにも紛らわしい。デフ…
認知症の母がいる。 僕の名前は既に脳みそのどこかへ埋もれてしまっている。けれど母の幼少の頃に過ごしたあたりの町名や、その町の名物だった饅頭の名前は覚えている。 母のもとを訪れるたびに僕の名前をいってみて、覚えていないことを確認しつつ、その彼…
長崎県諫早市天満町13−12 ドラゴン食堂 このお店、カウンターのうえに場末のスナックのような灯がポンポンとついている。テーブル席が4つくらいかな。不思議なのは壁一面がテレビ番組のポスターで埋まっていること。それも1局だけではない。ここはテレ…
諫早といえば役所広司だ。 彼のテレビドラマデビュー作(時代劇にはその前から出ていたらしいが)といえばフジテレビ系の「親戚たち」。1985年、僕が大学2年の頃に放送された。 都会から帰って来た役所広司が、大手スーパーへの土地売却計画や反対運動…
長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷1441 有田屋 クルマを停めるスペースは1台分くらいしかない。地元の人はそのスペースに無理矢理3台くらい停める(笑)。停められない場合は裏道10メートル先にその小学校の校庭があり、そこにこそっと停めるという手…
波佐見という町がある。 波佐見は「はさみ」と読む。 焼き物で有名な有田から低い峠を南側に越えた山間の町だ。山間といいながら、標高はすでに低い。ちなみにここから東の方に峠を越えれば温泉で有名な嬉野に届き、南西の方に川に沿って降りて行けば大村湾…
長崎県諫早市飯盛町佐田872−3 251ラーメン 国道251号線ではなく、海沿いの道を行けばもっと麺系の店はあると思う。でも今や長崎市内から島原へのメインルートは251号線になってしまってるしなあ。みんな結構急ぐから、意外とこのルート沿いでは…
世のなかには「そみつ」という言葉がある。 平仮名で書くと実に分かりにくい。 漢字で書けば「疎密」である。「ほとんど(それが)ないという状況と、翻ってこっちはメッチャある!という状況」ということを示す。 例えば長崎の千歳町電停前から長大付属小学…
佐賀県西松浦郡有田町南原丁53 上海飯店 焼き物で有名な有田の駅から歩いて10分くらい。5月の陶器市のときには門前列をなすだろう。僕もまた行くことになると思うが、次はこの麺ブログではないところに別のネタで書くような気がする(笑)。
このお店、この麺ブログに書くべきか少し悩んでしまった。 近い将来、きっと別の切り口で行くことになると思う。 それほど、悩む店である。 ある日、陶磁器で有名な長崎の波佐見(はさみ)で打合せすることになった。 ちょうどお昼時。スタッフを迎えに波佐…
長崎県長崎市本石灰町1−6 ラーメン駅(つよしくんラーメン) つよしくんラーメン500円。替え玉100円。実にお財布に優しい設定。 博多ラーメンのような細麺ではないのに替え玉がある。麺の茹で具合も調整してくれる。とすればこれはやはり博多系なん…
長崎はクジラの街だ。 青魚も旨いが、長崎人はなにしろクジラを食べる。 思案橋の盛り場を後背地に抱えた電車道理医沿い。少し前のことだが表通りに面して「クジララーメン」があった。 ある休日、クジラで出汁とってクジラ肉をトッピングしたラーメンがある…
長崎県長崎市賑町5−25−2 「讃岐手打ちうどん とも也」 肉ぶっかけうどんは「にくぶ」と略して頼む人が多い。なお、メインのうどんも、サイドオーダーの鯖寿司も量は多い。その組み合わせは「食べ過ぎ」に分類されると思う。ちなみにうどんはフツーのほか…
麺に限らない美味しいもの体験記である「味の魔大陸日記」で「とも也」の鯖寿司のことを書いた。http://blogs.yahoo.co.jp/shin_papa40/51795583.html だが鯖寿司はあくまでもサイドオーダーだ。 なればそのメインディッシュ(ボウルだけと)であるうどんの…
石垣ゆんたく居酒屋「ゆい結」 この日、試験的に作ったスーチカーの薫製がカウンターの上にあったので切ってもらった。この日のスーチカーはいつもより確かにちょっと塩辛かったな。
惜しまれながら昨年3月末に幕を下ろした「川満Ryukyu-noodle」。 その川満さんが店を昨年9月に新しく出したのは同じ六本松の裏通り。琉球ヌードルでは一般的な沖縄料理角打ちだったが、新しい店は石垣料理を志向する。「石垣ゆんたく居酒屋」とショルダー…