福岡市赤坂:我が家 ネイティブ系坦々麺の雄か?

shin_papa402006-12-23

数ヶ月前にオープンした中華料理の新店。
それまでは「モーニングカフェ」という一日中やっている喫茶店であった。
居抜きかと思えば、綺麗な全面改装である。
さては潤沢な資金を持つ店か?と思えば。


「12月は辛いです。休みが多くて商売成り立ちません。なんとか忘年会、ウチでやってください」(文意)なんて貼り紙が店の前にあったりする。
しかも、ネイティブなんでしょうなあ。
文章中の助詞が変。きっとかの国の方には日本語の助詞は難しいのだろう。
そういえば先日別のところで会った北京からの留学生も助詞が上手くなかった。


さてこの店、ランチ時はA定食とB定食がある。
Aは、幾つかの皿が並ぶ本当に定食形式。850円かな。日替わりである。
Bは、麺と半チャーハンのセット。750円である。こちらも日替わり。


さてこの日のBは坦々麺。
まずチャーハンを説明すると、全体はやや油回り目のしっかりした中華料理屋的(つまりホテルとか高級店的ではない)食感。オイスターソースを使っているということである。具には珍しい海鮮を主に使っている。結構美味い。


坦々麺は…。
昔、四川では汁なしだったらしい。ジャージャー麺のようなものか。
それを日本で汁ベースにした陳健民氏、斉藤隆夫氏(健民氏の筆頭弟子・現熊本ホテルキャッスル社長)らの功績は甚大である。
で、ここの坦々麺。
原型と日本型の折衷である。
トリガラと醤油ベースのスープにゴマペースト(もしかするとピーナツ系も入れているか?)を重ねたものに、細めの麺、それに半熟卵と肉味噌のカタマリを入れている。

この肉味噌に辛味も効いていて。
最初は意図的に崩して、麺と一緒に啜り上げるが、コトが進むに連れて勝手にスープの中に溶け出してくる。

うひー。からひー。
舌先やのどに刺激があるという辛さではない。
食べているうちに額から耳の後ろから汗が垂れ始めるという感じの辛さである。

ベースとなるスープは酸味も感じる。

麺は長浜ほど細くはない。
熊本のこむらさきより少々細いぐらい。
感心したのは湯で加減。
その細いのが、周囲は透明感があり、真ん中に小麦色の芯が見える。つまりアルデンテ


ここの中国のネイティブの方々、半端じゃないです。