福岡市渡辺通:赤のれん節ちゃん いわゆる、博多やね。

shin_papa402007-01-19

いつものように昼飯を食いそびれて歩いていたボク。
靴を買おうと足は博多大丸に向いていたのだけど、頼みの大丸地下の四川飯店イートインは、午後3時なのに長蛇の列。
東京を離れてもう12年、並んでまで食べるという知力体力は残っとらん。
熊本ホテルキャッスルの斉藤支配人の弟弟子(おとうとでし)であり、彼の師の息子である陳健一氏の味はお預けとなった。
で、郷家はというと、たまたま休み。
とぼとぼと歩き出したボクに、ふと見上げた赤い看板が妙に優しい。


そういうわけで、「中華料理ラーメン節ちゃん元祖赤のれん」(看板を左から右に、行変えしてまた左から右に読むとこうなる。普通、常連さんは何と呼んでいるのだろう?)に入ったわけだ。


外から見た予想に反して、3時過ぎなのにここも結構香ばしい込み方をしている。
ただ、大丸の四川飯店イートインとは客層が違うな。
学生風。カップル。おばちゃん。おっちゃん。着ている服も、黒とか茶とか紺色とかが多い。あっちが上品なら、こっちは○品。でも博多の下町風でなかなかよかばい。


てなことを考えていたら、目の前にラーメンが出てきた。

大変、シンプル。

ネギ、シナチク、チャーシュー、それに麺とスープのし。
潔いなあ。


最初にスープを啜る。
油も浮いており、けっこうコッテリめかなと思えば。
ほー。見た目ほど重くない。
直球勝負の豚骨ですな。

そして麺は…。

細麺だな…、ん?
細麺なんだけれど、微妙に平たい。
細平麺とでもいうべきか。
こりゃスープを麺の間に挟んで、いい感じで口の中に入ってくるワイ。
しっかし、よくこんなに細い麺で、しかも平らにしたなあ。
名古屋へ持っていって、きし麺党の皆さんに「ホレ」と見せびらかしたいところだ。
それにしても、
口ざわりもヨカばいヨカばい。

細くて平たいということは、ただ細いよりも茹で上がるのが早いんだろうなあ。
鉄火場で供されたという博多ラーメンの真髄かも知れん。


食べ終わると、丼の底に濃い茶色の粒子が溜まる。
髄かな。
こりゃ、しっかりと豚骨を煮出した鉄火場ラーメンの雄であると見た。
ごっそさんでした。