福岡市長浜:玄 十割蕎麦の実力を、見てもうた。

shin_papa402007-05-19

一昨日前から体調が悪い。
風邪をひいたのである。
思えばその前の夜、調子こいて飲んで回っていたのがいけなかった。
いや、飲んでいるうちは良かったのだ。
家に帰って着がえてベッドに横になったとき。
酔い覚ましに夜の風が心地よく、ベランダに通じるサッシを開けたままにして…気づいたら朝になっていた。

どうも朝方寒かったような気がする。

家を出て会社に着くまで発熱を明確に感じるほどではなく、鼻水や咳が出るわけでもなかった。
けれどその後は強烈なめまいと、どうも調子悪い腹具合。

昨日は少々改善したけれど、でも完璧ではない。

そういうときの昼飯は、やはりサッパリとした蕎麦とかうどんがいい。


ということで、ブログ「三文プロデューサー日記」やその他のブログで話題になっている「玄」へ行って見ることにした。


天神の西鉄の駅から歩いていったが、結構な距離ではあった。
15分くらい歩いた気がする。


時間はちょうど(!?)午後1時を過ぎた辺り。
人気店でも客が引き始める時間だ。
思ったとおりスーツ姿は少なく、リタイアドのオジサン方が客の大半を占めていた。


席に座ってお品書きを見る。
……???
異常…と思えるほど、安い。
なんつったって、かけそばが290円なんだもん。
その上に載せるトッピングは一品100円。
いいのか?こんなに安くて。
しかもかけそばはスメの造り方で「白」と「黒」が選べるという。
黒は関東風かな。
白は関西風だな。

これは量が少ないのかも知れん。
ついでにご飯モノを頼んでおこう。


頼んだのは黒のかけそばに「水菜とささみ」を載せたもの390円。
それに「ミニ掻き揚げ丼」390円。


しばらくすると出てきた。
蕎麦は、きちんと量がある。
これで390円か?


まずはスメをズズッと。
おお。
カツブシの薫り高いグッと上品な関東風のスメである。
もし良ければ橙の皮のカケラなどが浮かんでいると、東京の一流店の風格に近づくなあ。

では蕎麦麺を。
十割蕎麦だという。
生粉で「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」だという。
どんなもんかな?

ズズズ。


うおっつ。
何ですか?
この粘り腰。
十割蕎麦って、こんなに粘る腰のグミ系の歯ごたえまで出るモンなんですか?
ううむ。
これは初めての体験だな。


掻き揚げ丼は甘辛いつゆの旨みがきちんと染み込んだ、腹に一撃の良品であった。


総じて、この蕎麦屋は凄い。


帰るときにもらったチラシには「価格にもこだわりました」とあるが、逆の方にこだわる蕎麦店が多い中、よく頑張ってくれていると客心に訴える凄さを感じてしまった。

応援するぞ、ボクも。