鹿児島唐船峡:市営唐船峡そうめん流し すげーぞ、カゴンマ。
本日の写真には「麺」が写っていない。
感動したのは「麺」のみでなかったからである。
ちょっとこのブログの写真、小さいので申し訳ないのだが、
よーく目をこらして見て頂きたい。
これを写したのは12月24日、クリスマスイブである。
一番手前の卓の水流が回っているのがお分かりいただけるだろうか。
さらに見渡す限り卓があるのもお分かりいただけるだろうか。
しかも、タイトルに入れた名称をご覧いただければ、これが「市営」であるということにもお気づきいただけるだろう。
96卓あるそうである。
1卓あたり6名程度座れるから、マックス500人くらいは収容可能である。
一家族4名と考えても、350人から400人くらいは食えるのである。
さらにここには市営のほかに二軒のそうめん流し屋があり、
ずっと川沿いにつながっているので、こっちの端っこからあっちの端っこが見えないし、
ずらりと卓が並んで連なっているのである。
ううむ。
ここに立つとその壮観な眺めにうなり声しか出てこないんである。
卓の水流は動力を使っていない。
全て水自身の流れによって、いわゆる逆サイフォンでかけ流しの水流なんである。
写真はないが、
ボクらもそうめんを回してみた。
キリッと冷たい地下水に締められた歯ごたえが、凄い。
水も丸みのあるいい味で、それがそうめん自身の旨みを引き立てている。
ツユは甘め。
鹿児島の醤油をベースにしているからだ。
ここではこの醤油に、わさびをあわせる。
これもなんだか鹿児島特有な感じだ。
ここは一年中営業している。
年末から正月は非常に込み合うという。
それどころか、
夏のお盆の時期は1時間半待ちくらいになるという。
総卓数は、3軒合わせれば200卓を超えるだろう。
どんなとこなんだ?カゴンマというところは。
なお、そうめん自体は長崎県島原のものを使っていると聞いた。
うまいよ。
でもカゴンマ県民以外の方には、まずはこのズドドーンと広がっている空間を味わっていただきたい。