福岡市別府:シュビドゥバ …ときたらダバダ、だよな。

shin_papa402008-11-08

 HENOさんのブログで大絶賛。
 となれば、行かざるをえないではないか。


 ということでやってきた別府2丁目。今日、土曜日の午後2時半ころ。
 別府の街に、シュビドゥバという看板が、シュール。


 引き戸をあけて入る店の中はL字型のカウンターと小さ目のテーブル席が2セット。カウンターの中には若者とそのお母さんかな。店の前に「働く男、募集」と書いてあるので、お母さんはピンチヒッターかも知れん。


 メニューはラーメン、トッピング違いでもやしラーメン、チャーシューメンなど。なればデフォで行こう。


 文庫本を1ページ半くらい読んだところで出てきた。
 まずは何もいれずにスープをば。
 「ずずず…」。
 ほー。


 ぶわんと来るとんこつのコク。万人向けではないが、多くの人を納得させるであろう。すこーしクセがあるところがポイントだ。HENOさんのいうように、西新「未羅来留亭」の流れがきちんと出ている。


 では麺をば。
 「ずずーずずず」。
 ストレートの低加水系。中細麺で、周囲がうっすらと透明に茹で上がっている。アルデンテ、である。ぷつりぷつりという歯ごたえさえ楽しめるすごい麺である。うまいなあ。
 これはもう一気に食べ上げて、替え玉をするしかない。


 「すみません、替え玉お願いします」。
 とオーダーすると、お店の主が器をよこしてくれというのである。それはまさに未羅来留亭の替え玉のやり方と一緒だ。

 そして、再度目の前に出された器にはスープが注ぎ足されたのか、アッツアツになっている。おそるべき素敵麺である。ああ、この店が別府にできてくれてありがたい。というのはボクがこの近くの住人だからなんだが。


 替え玉したお替り麺へは、テーブル上の辛子高菜、ニンニク少々、紅しょうがを投入。ちょっと濃厚系にしてみた。


 ところでトッピングしてあるチャーシューだが、しっかりと歯ごたえがあるタイプで、煮豚の旨みが凝縮されたものだった。ボクは好きだな。


 それでだ。デフォのラーメンがいまどき480円。600円超のラーメンが当たり前のようになってきているこのご時世で、あっぱれではないか。さらに替え玉はそこまで気を配ってくれて100円。すばらしいではないか。


 別府というところ、地下鉄新駅の設置に伴うマンション建設ラッシュで客層が拡大中だ。それに対して店の家賃は手ごろらしく、アイリッシュバーやイタリアンレストラン、ロコモコレストランなど20代、30代の店主が出す店が増えている。そういう店主同士の連帯もあるらしく、結構いい感じの街になってきた。シュビドゥバもそのなかに定着していってほしいものだ。