熊本北部町:恵比寿ラーメン 爆弾系?にんにくラーメン。
例によって高速道路で熊本へ向かう。
熊本市は最寄りのインターチェンジが4つ。北から植木、熊本、熊本空港、御船の各インターだが、よく使うのは最も北の植木インター。
クルマの流れが意外とスムーズな国道3号線で熊本市街地へ向かう。時間は午後2時を過ぎていて、家族は「お腹すいたー」の大合唱。
なれば、行きますか。いつもの恵比寿ラーメンへ。
店に入って小上がりへ。
なんにしようかなと悩み、ボクは禁断の「にんにくらーめん」をオーダー。熊本ラーメンは香り付けのために焦がしにんにくなどを使うことが多いのだが、さらに「にんにくラーメン」と銘打っているのは、相当のことだろうと思ったのだ。不思議な食べものを見たら、そりゃ食べてみなくては。
出てきた。
通常のラーメンに、にんにくのすりおろしがドーンと。
こりゃ、長崎の思案橋ラーメンの爆弾ラーメン系だ。
思案橋ラーメンの場合にはデフォの麺がダルな感じで、そこへにんにくすりおろしが入ることで強烈なインパクトとなっていた。ここんちはどうだろうか。
まずスープをすする。
基本的にしっかりしたスープだから、にんにくの香りが移ってもスープの味が勝つ。うまいなあ。
麺は多加水系の切麺。自家製の麺だということだ。歯ごたえもしっかりしてうまい。
チャーシューは厚み2.5ミリくらい。大きさも十分なやつが2枚入っている。煮玉子は半分。ほかにねぎ、きくらげ。にんにく以外の具材はデフォの麺と一緒だ。
にんにくをぐいっとスープに混ぜて飲んでみる。
それでもスープのうまみが勝つな。にんにくの匂いはきついが、味覚的にはにんにくの辛さが目立たない。つまりスープの強さににんにくが負けている。だがそれは不快ではない。
替え玉をしてみた。
ここの替え玉は白いどんぶりに茹でられた麺だけが入れられてやってくる。
スープといくつかの具材が残った自分のどんぶりに、替え玉を投入。
さらに辛子タカナと摺りゴマを入れる。
おおっ。
麺が、すごい。
茹で具合はきっと最初のときと同じだが、スープに浸かってくる時間がなかっただけ、カタ麺状態が維持され、それが歯ごたえとコシとなって味わえるのだ。
こりゃ結構な麺ですね。
前にも書いたがここの辛子タカナは強烈だ。
だから替え玉して辛子タカナをずどんと投入した2杯目は、ハーヒー系の爆裂的強烈麺となったのであった。