雲仙市小浜温泉:ニュー小浜 トッピングの唐揚げがまた、うまひっ。
しごとで人を連れて島原半島の南の方へ行った。
長崎市の方から移動すると、橘湾岸、島原半島の西側を南下することになる。ときはちょうどお昼ごろ。
目の前には小浜温泉。
なれば小浜ちゃんぽんと食べようという話に当然、なる。
同行する人々は東京の方。
旅情報には詳しいらしく、ミルクが入っているチャンポンがどうたらという会話をしている。
「どこかいいところはありませんか?」
思った通りの質問が来た。でもボクは長崎に住んでて、まだ長崎のチャンポンさえ極めてないのに小浜ちゃんぽんのことを知悉しているわけがない。実際、ボクが食べたことがある小浜チャンポンは2カ所だけだもの。そしてこのような質問に本やチラシで得た知識で返すのはボクの気持ちが収まらない。
そこで、以前食べて印象がよかったニュー小浜へ案内することにした。
東京からのお客は三人。
ウチ一人はトルコライスを食べたいという。
ニュー小浜は喫茶店系洋食も取り揃えてるから、こういう場合はぴったりだ。
皆で店に入って、席について、頼んだ。
10分もしないうちに各人の頼んだ品々が順次、到来。
ボクが頼んだのは「唐揚げチャンポン」。ここの海鮮たっぷりのチャンポンの上に唐揚げがトッピングされた、なんとも「それってどうなの?」というチャンポンである。
前回来たときに気になって仕方なかったのだが、初見の店ではデフォの法則通り「チャンポン」を頼んだのであった。そしていま、その唐揚げチャンポンが目の前にあるのだ。
実食。
まずスープをレンゲで啜る。
さらりとしたスープ。
連れの方々は小浜チャンポンの情報をどこで仕入れてきたか、「これってミルク入ってるの?」と尋ねてきたが、小浜チャンポンのスープの特色はミルクが入っていることではなく、長崎チャンポンと比べてスープがさらりとしていることと近海の海産物を使っていることにあるようだ。
ここもまたあっさり系のスープが、うまい。
基本トッピングの野菜や海鮮は以前食べた通りのうまさ。地元で採れたひじきが不思議なテクスチャーで楽しませてくれる。
それらを楽しんだあと、おもむろに唐揚げに挑戦。
子供のゲンコツほどもある唐揚げが2個。
かぶりついてみると、鶏肉を醤油ダレに漬け込んで唐揚げにしている。味が濃くて、うまいなあ。
ご飯が欲しくなる。
チャンポン麺と一緒に齧るというのは、なんとも、不思議な感じなんだが、この唐揚げのうまさには脱帽。
「白ご飯、ください」と言いたくなるのを我慢しながら、完食したのであった。
ニュー小浜の唐揚げチャンポンは、このブログをご覧頂いた皆様もぜひ一度食べてみて頂き、その感想を教えていただきたい。