長崎市賑町:とも也(ともや) 旨さの裏にセコンドあり。
麺に限らない美味しいもの体験記である「味の魔大陸日記」で「とも也」の鯖寿司のことを書いた。
http://blogs.yahoo.co.jp/shin_papa40/51795583.html
だが鯖寿司はあくまでもサイドオーダーだ。
なればそのメインディッシュ(ボウルだけと)であるうどんのことも書かずばなるまい。
この日頼んだのは「肉ぶっかけうどん」。
釜で茹でたうどんをそのままか水で締めたもの、それに甘辛く煮た肉が載せられてドンブリに入っている。それに別建ての器に入った出汁をぶっかけてワシワシ食べるのである。
うどんが温かいままか、水で締められたかは「アツいの」「冷たいの(またはヒヤ)」で指定ができたと思う。この日は気温が低かったこともあって温かいので頼んだ。
ここのうどんは讃岐うどん系。
6年くらい前に一人でクルマを運転して福岡から香川まで讃岐うどんを食べに行った僕が言うが、ここのうどんはナカナカのものだ。
旨さについては「長崎 うどん とも也」とかでググれば、山のようにコメントが出てくるからそちらをお読みいただきたい。
この日僕は一人客だと言うこともあり、キッチンが丸見えのカウンターに案内された。
キッチンの中では4名くらいのお兄ちゃんお姉ちゃんがきびきびと働いている。讃岐の「当たり矢」の雰囲気に近い。
そこで僕らのうどんが出来上がって行く様を見ていると。
「こちら50秒」
「…25秒」
お姐さんが秒読みをしているのである。
オーダーごとに麺を茹でて行くが、それが秒単位で管理されてきっちりと茹でられているのだ。
で、時間通りにうどんが揚げられたら、お兄さんがそれをワッシワッシと水で締めたり、ドンブリの中に投入したりと、これも時間に負けないように手順を素早く進めて行く。
なるほど。
他のお店ではキッチンの中にいる皆が、秒レベルで言葉を掛け合って一杯のうどんを仕上げて行くというのを見たことがない。
これがここのうまさの秘密かも知れん。
で、この日のうどんがうまかったかって?
当然だ。
食べた後の感想は、「味の魔大陸」の方を見てみてください。