鹿児島市天文館北:和田屋本店 南の町に微妙なうまさの味噌ラーメン

shin_papa402006-07-18

店に入ってカウンターに座ったとき、目の前の厨房の上に「お勧め!特製ラーメン」の文字がでかでかと書いてあるのが見えた。
ボクを招き入れた女主人と見えるオバちゃんが、「ご注文は…」と聞いてくる。
ちょっとせかされるような感じ。
ではこちらから聞いてみよう。
「お勧めは何ですかねえ?」
するとオバちゃん間髪いれず、
「味噌ラーメンですね」。
へ?
「特製ラーメンじゃないんですか?」
と、取りあえず聞いてみる。
「はい。味噌ラーメンがおいしいですよ」
じゃあ、このでかでかと書いてあるのは何じゃ???という疑問を抱きつつ、「味噌ラーメンください」。
仕方ない。やり手ババのようなこのオバちゃんには逆らわんほうがいいかも知れん。


待つこと数分。出てきたのはもやしとネギとキクラゲがてんこ盛りの一品。スープは少し透き通った感じの薄めの色合い。すすってみると、確かに味噌ではある。三平のガツンと来る味噌のうまさはない。しかしもやし、ネギ、キクラゲと麺に絡めて食い進むうちに、舌の両側からじわじわと旨みが寄せてくるというスープである。

麺は九州にしては高加水タイプと見た。卵麺だろうか。小麦を噛み締めるという快楽は無いが、つるつる、しこしこという快楽はある。


健康的な野菜類をわしわし伴って食すつるつる麺の薄味噌テイスト、鹿児島の夜のひとつの快感ではあった。


追記。久しぶりの飲んだ後のラーメン。これは身体には良くないんである。特に第5次げっそり計画とチームマイナス6センチメートルには致命的だ。あ〜あ。