福岡市赤坂:鈴木商店 基本中の基本、博多とんこつ。

shin_papa402006-09-26

昼ごはんを食いそびれた。
そんなときがたまにある。


そのときも、そのような午後2時半であった。
あまり重たいものを食べたらイカンなぁ。
夕飯のこともあるしなあ。


こういうときは軽くさくっと食える麺類がいい。
そこで赤坂の麺のゴールデントライアングルへ向かった。
既出の「ちんめんの黒田屋」、うどんの「琴平」、ラーメンの「鈴木商店」が集まっているエリアである。このあたり、その周囲も含めると麺類のバリエはとてつもなく広がるのである。
何軒か見て回った結果、鈴木商店に決めた。
決め手は、特にない。


そういう中途半端な午後とあって、昼間下手すると並んでいるこの店も閑散としたものである。
座ってカウンターのメニューを見る。
「博多とんこつ」「博多しお」「醤油」の3系統、そしてトッピングやサイドディッシュによって多様に頼めるようになっている。

ここはこのブログ初出だし、基本中の基本である博多とんこつで行くことにした。
そして熊本桂花で育ったボクは…。
「煮玉子も入れてください」
…一瞬、夕飯の時間のことも考えたのであるが、熊本ラーメンの洗礼を幼少の頃から受け続けてきた(洗礼って、一回じゃないのか?という疑問はさておき)ボクにとっては、ラーメンといえば煮玉子が乗っていないと、なんかこう、満足できんのである。


しばらくすると…客が少ないからものすごく短いしばらくだったのだけれど、運ばれてきた。
強い博多とんこつのストレートな香り。
熊本のようにニンニクの香りを足さないから、ダシの香りが強く前面に出る。
そうそう、博多とんこつは、こればい。
スープはトロミを少し感じる濃厚味。
そういえば濃厚でトロトロの「満天」は、今いずこにあるのであろうか…。
などと感慨にふけりながらスープを堪能。

そして麺へ。
細身の麺。黄色味がかっているのは、卵かカンスイか。
ズルリっと啜り上げてモグリモグリと咀嚼する。

おおおおお。

これは…。

九州の麺は低加水が基本であるが、この面は多とはいえないものの中加水くらいか。
口の中でプルリプルリと抵抗感を示しながら噛み切られ咀嚼され、喉に落ちていく。
その喉越しもコクリッと入っていくようで、美味いし、快感さえ感じる。
これは美味い。


「替え玉ください」

…おいおいおっさん、中途半端な時間に馬鹿食いしとるやないか。と自己突っ込みもどこへやら。
やがて出てきた替え玉を丼に投入してグイグイと食い進む。


ああ、美味しかった。
次は博多しお、攻略だな。