福岡市鳥飼:華ラーメン これは博多の業(ごう)だ強烈麺。

shin_papa402007-02-17

気になっているけれど入れない店というのがある。
近所でいつでも行けるなあと思っていて、入らない店がある。
ここもそういう店のひとつだった。


後輩達と居酒屋で飲んだ後。
ちょいと支払ってやって先に辞去する。
「あとは若い者だけで盛り上がってくれ」というヤツだ。ま、男ばっかだったけど。


で、一人でぶらぶらとまだ冷たい初春の風に吹かれて歩いて帰れば、真っ暗な夜道に赤い提灯がぶらぶらと。
そういえば、ここ、入ったことないなあ。


で30秒ほど店の前で迷って、ええいっと入ってみた。


客はボク一人。
んー、といいながら壁のメニューに目を走らせて、まずはデフォルトの「ラーメン」を頼む。
店の外観も内装も、博多ラーメンとして全くコンサバティブなもの。でも店主は若い。どんな麺が出てくるかワクワクである。


と。
麺の湯切りが始まった。
ワシッワシッワシッ…。
10回ほどもテボを振るうだろうか。
そぎゃーんせなんとですか???と思っていたら、目の前に「おまちどー」と丼が出てきた。


うーん。
泡立っとる。
カプチーノか?…という迷いはさすがにないけれど。でも泡立っとる。


まず、スープをレンゲでズズッと啜ると…。
強烈な獣系スープだ。
アンモニア臭とも感じれる個性。
けれど、あぁ懐かしいなあ。
鳥飼の名店だった「満天」の個性とも味や香りが通じる博多の原点系ラーメンだ。
満天ほどのコラーゲン系トロミはないけれど。


チャーシューも適度な塩味があり、これはエエかも。


ズルズルズルと食っている間に、常連さんも入ってきた。
ここも博多のソウル麺系なんだなあ。
そう安心して店を後にしたんであった。