福岡市赤坂:蓬莱園 意外や重みのあるガラスープラーメン。

shin_papa402007-06-24

昨日は土曜日だったけどちょいと出勤。
午前中から集中的に企画書作りにいそしむ。
昼過ぎて忙しい者、できんボーの者が三々五々出勤してくる。
じゃあ、留守番の方々がいることだし昼麺でも啜りに行くか。


とはいえオフィス街の週末というのは寂しいもんである。
選択肢が少ない。


そう思いながら昭和通りを歩いていると…。
およっ?
いつもの街の中華屋さん(ボクたちの中での通称は「高級中華」)が開いてるじゃないの。


店を覗くと、土曜午後(しかも雨模様)の店内はボウズ状態。
お運びをしてくれるオバちゃんはテレビの前で居眠りをしている。
ま、いっか。


「こんちわー。いいっすかぁ?」といいながら店内へ。
「なんにしますかー」というオバちゃんに、
「ピリカラ高菜ラーメンの大盛りください」とオーダー。
実は3週間くらい前に来たときに、先輩がオーダーした「もやしラーメン」を見てヤヤヤッと思ったのだ。
透明感のある薄い黄金系のスープ。
これは意外と凄いスープかも知れん。


しばらくしてピリカラ高菜ラーメンが目の前へ。


どうですか。
透明感のあるスープに、モヤシ、チャーシュー、そしてテンコ盛りのピリカラ高菜。


まずはスープをば。
ズズズ…。


うーむ。
うまい。
表面を覆うアブラがぬらぬらとまとわりついてくるが、そのアブラが持つコクがキレイなガラスープに重みを加えて、こりゃ凄いなあ。

ピリカラ高菜は一度炒められているのか。
このキレイなラーメンに辛味と、独特の香ばしさを加える。
結構、辛い。
テクスチャーからいえば葉っぱのところよりも根元の茎のところが、シャクリシャクリと噛み応えがあって旨いと思う。


麺は製麺所からのものだろうけれど、
このスープに対して余計な主張をせずに、きちんとスープを絡めながら口の中へ入ってくる。


ニンニクをキレイに揚げたカケラが入ってるのかな。
キツネ色になる前に上げたと思しき揚げたカケラが浮かぶ。


チャーシューは分厚く切ってある。
かぶりつくと、肉の旨みがギュッと詰まっている。
噛むごとに、口の中が幸せになってくる。
中華の香辛料も微妙に効いているな。
色味的には素っ気無いが、ナカナカのものと見た。


さすが高級中華だ。
結構手が込んだものを出してくる。
見た目はシンプルで、いかにも街の中華屋さんのもの。
ちょっと衣の下の鎧を見た思いだぞ。


そういえばここは「台湾料理」とジャンルを銘打ち、
夜はコース料理があるんであった。

やはり一度夜も食いに来んといかんなあ。