福岡市冷泉:むらた 今年もアゲアゲでおそばにおいてね。

shin_papa402008-01-04

今日は仕事始め。
そういう日の貴重な昼飯である。


年越しのそばは食ったものの、
今日も昼飯はそばと決めていた。


さて、
どのようなそばにするか。
それが問題である。


正月は基本寝正月で過ごした。
テレビ番組とDVDを酔っ払ったマナコで観たりしていたのだが。


DVDは、フジテレビ制作「鬼平犯科帖」第1シリーズの第1、第2巻。
そこに“新開発”の「天ぷらそば」が出てくる。
ネコさん(鬼平のテレビシリーズオリジナルキャラクター)と兎忠が論争するのである。
ネコさんは食べ物の薀蓄を語る年嵩のおじさん。
だから「蕎麦は盛りに限る」という。
実際の食べるシーンでも、手繰ったそばの下のほうだけをちょいとツユにつけて、蕎麦麺をググッと飲み込んでしまう。それを三口、続けるんである。役者魂を見るところでもある。
忠吾薦めるところの天ぷらそばは、三つ葉がきれいに映える逸品が紹介される。
だがネコさんに言わせると、「ダシに浸った蕎麦なんて」ということになる。


であれば、やはり天ぷらそばだな。
「今年もおそばで過ごさせてくださいな」という気持ちをこめた「年越しそば」。
であれば、
「今年もアゲアゲで」という気持ちも込めて、
ここはひとつ大枚をはたくんである。


初詣客でごった返す櫛田神社境内を抜けて、
一路、信州蕎麦のたむらへ。


客待ちがちょっとあって、
カウンター席へ案内される。


「天ぷらそば 1500円」。
もう、えいっと清水の舞台から飛び降りたさ。
仕事始めだしね。


ダシはきれいな魚介系と見たが、
アゴだとかカツオだとかが突出していないきれいなもの。

そして麺は確かに信州系。
ちょっと太めの、断面は長方形。
ねっちりとした噛み応えが楽しい。


トッピングの三つ葉もまた、よし。
天ぷらはピーマンと、大海老が二尾。
しっかりとした味の海老で満足満足。


さあ、今年もいい年にするぞ。